世界幸福度ランキング2017第1位のノルウェー
世界幸福度ランキングとは、国連が3月20日の世界幸福デーに、世界の155カ国を対象に実施します。そこで第1位となったのがノルウェーです。ちなみに、日本は今年度51位でした。
世界幸福度ランキングは、各国民に世論調査を実施し、そこで得られたデータを元にスコアに換算します。以下のような項目が挙げられます。
①1人あたりの国内総生産(GDP)
②社会保障など
③健康的な生活
④人生選択の多様性
⑤他者への寛容さ
⑥国や企業に対する信頼度
等となっています。
ノルウェーが第1位の理由は、国連が検討した項目でいずれも高いスコアを見せたのは当然のことですが、中でも社会保障、国や企業に対する信頼度、そして何よりノルウェーの環境の良さが高いスコアを示したからだと推測します。
【社会保障】
幸福度ランキングのベスト10に入っているのは、 福祉が高い国がランクインされています。ベスト4のノルウェー、デンマーク、アイスランド、スイスなどは、消費税が高い国家として知られていますが、充実した社会保障を国民に提供しています。
例えば、デンマークでは医療費や教育費(幼稚園から大学まで)の無料、充実した年金制度が挙げられます。ノルウェーもまた、医療費や教育費の無償化はもちろんですが、現在ノルウェーは世界第3位の原油輸出国としても知られています。
【国や企業に対する信頼度】
表裏一体の部分であると思いますが、充実した福祉と優れた教育のサービスを提供するのは政府です。したがって、日本と比べれば、ノルウェー国民の政府に対する信頼度は高いということが感じます。それに加えて、給料の良さや貧困の格差が少ないことは大きな要因だと思われます。
【気候】
ノルウェーといえば、画家ムンクの「叫び」が展示されているオスロ美術館があり、オーロラの出現率も比較的高い国としても有名です。北極圏てすが、比較的暖かく、人気のあるスポットとなっています。アウトドアが好きなかたは、様々なアクティビティーができるのもノルウェーの特徴だと感じます。
私は、日本もノルウェーやデンマークのような国を目指そうということではないと思います。上位に占めている国家は基本的に大きな政府という役割を担っていると思います。しかし、お金持ちの人は海外に逃げているというマイナスの面も伺えます。